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Gilles Peterson with Sense of Groove

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9月20日(土)にGilles PetersonがWOMBのメインフロアに初登場。
当日のWOMB1FラウンジはSense of Grooveクルーが担当。

今回はThe Roomから場所を変え違った雰囲気の中オールナイトでお楽しみ頂けます。
是非足を運んでみて下さい。


【日時】9月20日(土) 23:00 - 5:00

【場所】WOMB
http://www.womb.co.jp/

【料金】DOOR:\4000/WF:\3500

【DJ】
【Main Floor】Gilles Peterson, Toshio Matsuura
【1F Lounge】Sense of Groove

Impro(インプロ)= improvisation(インプロヴァイゼイション)。今年春にスタートし毎回会場を移動しながら、音楽的即興芸術をDJ視点で追求しようという革新的な試みのパーティーが早くも4回目を迎える。レジデントの松浦俊夫が今回ゲストに迎えるのはクラブ・ジャズにとどまらずヒップホップ、ソウル、ハウス、テクノ等、ジャンルの壁を超え直感だけを頼りに1つのグルーヴにまとめあげていくそのDJスタイルが長年圧倒的なまでの支持を得てきたロンドンのGilles Petersonである。初登場のWOMBを舞台に繰り広げられるであろう熱いセッションを心して待ちたい。


Gilles Peterson Profile:

海賊文化の発達したイギリスで、物心ついた頃には既に海賊ラジオリスナーになっていた…。海賊ラジオの電波が入る地点まで毎週父親とドライブし、ひたすら海賊ラジオから流れてるアメリカのJAZZや異国の土地の音楽を聞きながら育つ。ラジオ、そして音楽の素晴らしさに魅了され、15歳で既に庭先で海賊ラジオ局を開局、独自の番組を発信し、海賊ラジオ社会で話題になる。

1983年、ロンドン最大規模の海賊ソウル・ステーション、インヴィクタに注目され独自の番組を確保すると同時に、クラブシーンでもクラブDJとして評価を築き上げ、「JAZZ JUICE」などといったコンピレーションシリーズを始める。ブルーノート、プレスティッジやリバー・サイドと言ったレーベルとの仕事が始まる。

1986年、ラジオとクラブDJとしての地位が上がり、カルト番組『マッド・オン・ジャズ』を始めたBBC Radio Londonから番組DJとして引き抜かれ、国営放送で番組を始める。しかし、番組に忠実なリスナーがいたにも関わらず、局に新しいプログラムコントローラーが加わり、番組は中止となってしまう。同年、ロンドンのラジオDJ、デイヴ・ピアースがクラブ会場を紹介。毎週日曜日に行うサンデー・アフタヌーン・クラブを始める。昼から始まり、音楽はジャズ・ダンスミュージックからファンキーなレア・グルーヴまでと幅広く、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ガリアーノ、インコグニートなどといった当時新人のバンドやロイ・エアーズ、デイヴ・パイク、スティーヴ・ウィリアムソンやコートニー・パインなどのジャズ・レジェンドのライブパフォーマンスも積極的に開催。イギリスで、アシッド・ハウスと発生期のレイヴ・シーンに火がつく頃、時を同じくしてジャイルスのサンデー・セッションも多くの人を集める。アシッド・ジャズ・クラバーとUKクラブカルチャーのジャズ・ファンクやヒップホップのルーツを忠実に支持している人達両面から支持をうけ、二つの層のギャップを埋める役割を果たす。その結果、他のDJと一味差をつけた折衷的なセットで高い評価を得る。

1990年、名レーベル、トーキングラウドを設立。インゴクニート、ガリアーノ、ヤング・デザイプルズ、4 HERO、ロニ・ザイズ、MJ COLEなどといった素晴らしいアーティスト達を多く輩出。アシッド・ジャズの生みの親、そしてキーパーソンとなる。

現在もラジオDJ、クラブDJ、プロデューサー、そしてトーキングラウドのレーベルーナーとして活躍中。BBCで1989年から放送が続いている『WORLDWIDE BBC VERSION』は、Radio1の看板番組として高い評価を受けている。そして、世界に向けて制作されている、「WORLDWIDE INTERNATIONAL VERSION」は、イスタンブール、ニュージーランド、ナイジェリアを始めとした世界17カ国で放送中。多くのミュージシャン、そして音楽ファンからその番組のクオリティーの高さが評価されている。

音楽で世界を繋ぐ、そして時代と共に動き、古い音楽の良さ、そして変わりゆく時代と共に進化する未来の音楽を世界に伝えるジャイルスは、今後もずっと尊敬され続けていくに違いにな貴重な存在である。

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